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佐賀のりはつやのある黒褐色をしていて、火で焙るとサッと緑色に変わります。口にした感じは柔らかく、とろけるような甘さがあって、スッとのどごしのいいのが、特徴です。
独特のうまみを持った佐賀のりを生み出す条件とは何なのでしょう。まず第一には、穏やかで栄養分の豊富な有明海に秘密があります。有明海は福岡,熊本,長崎,佐賀の四県に囲まれ、東京湾,伊勢湾,,大阪湾にも匹敵する大きな内湾です。
有明海を数字で表すと、湾の奥行は約百キロメートル、幅はおよそ二十キロメートル、そして平均水深が二十メートルの浅い海です。多良岳から流れでる塩田川、天山からは六角川、背振山から嘉瀬川、遠く阿蘇山や九重山からは筑後川、矢部川などの大きな川が、養分のいっぱい含まれた水と土砂を運び込み、湾内の波の作用で海岸近くに広大な干潟をつくり出しています。
もう一つ大事な事は適度な潮流。有明海の大潮時の平均流速は早崎の瀬戸で一時間に約十三キロ、住ノ江や沿岸部では約一〜二キロもあり、上げ潮と下げ潮の流れの向きはほぼ逆向きに変わります。潮が川の真水と外洋の海水を混ぜ合わせ海苔養殖に適した塩分濃度に調合してくれます。また養分や酸素を供給し、環境を浄化もしているのです。また湾口で約三メートル、湾奥で約六メートルの潮差という海面昇降も支柱に固定された海苔網を日中一日一回干出させ、有明産独特のうまみを作り出していきます。
また日本最大の干満の差と、100を超える河川の流入によって形成された大きな干潟が発達しています。その面積は、現在日本の沿岸に残る干潟の実に40%近くを占め、日本の干潟とその生態系を代表する貴重な自然となっています。
有明海にはムツゴロウやワラスボ、オオシャミセンガイなど、日本ではここにしか生息しない特産種をはじめ、シオマネキやハイガイ、シチメンソウといった、かって日本各地の海岸で普通にみられ、近年、絶滅が心配されている多数の生物が今もいきづいています。
有明海の魚たち
(佐賀県庁ホームページより) |
海苔の生産量
(平成18年11月〜平成19年5月)
単位:百万枚
| 全国 |
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9,558 |
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| 有明海 |
合計 |
4,660 |
48.8% |
| 佐賀 |
2,130 |
22.3% |
| 福岡 |
1,495 |
15.6% |
| 熊本 |
1,013 |
10.6% |
| 長崎 |
21 |
0.2% |
| 主な産地 |
宮城 |
714 |
7.5% |
| 千葉 |
338 |
3.5% |
| 愛知 |
431 |
4.5% |
| 三重 |
327 |
3.4% |
| 兵庫 |
1,614 |
16.9% |
| 岡山 |
230 |
2.4% |
| 広島 |
85 |
0.9% |
| 山口 |
86 |
0.9% |
| 徳島 |
168 |
1.8% |
| 香川 |
678 |
7.1% |
| 愛媛 |
68 |
0.7% |
福岡は有明海のみの生産量 |
有明海の干満の差

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佐賀県有明海海苔貝類区画漁業権図
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